文二郎帽子店ショップブログ
「天王寺七坂めぐり」 date. 2020/11/4
皆さま、こんにちは!オンラインショップ店長 吉田です。
過ごしやすいこの季節、Go To キャンペーンもあって
ご旅行をお考えのお客さまも増えているかもしれません。
店舗でもGo To トラベルの「地域共通クーポン」がお使いいただけるようになりました。
大阪や近隣県にお越しの方は、ぜひこの機会に店舗にもお立ち寄りくださいませ。
店舗の近くにもおすすめの観光スポットがあるのでご紹介を!
文二郎帽子店のある天王寺区は大阪市内でも特に寺社の多い場所で、
店舗の西側、お寺が集中しているエリアにあるのが「天王寺七坂」です。
閑静で風情のあるお散歩コースです。
実はここには昨年の秋に訪れていて、早くブログでご紹介したいと思いつつ・・・
あれよあれよという間に1年が過ぎておりました。
訪れる直前には、七坂ゆかりの小説、織田作之助の「木の都」と
有栖川有栖さんの短編集「幻坂」を読んで挑みました。
にわか仕込みではありましたがこれがおすすめで、
坂の風景と物語の情景が重なり、散策をさらに楽しむことができました。
まず「天王寺七坂」と文二郎帽子店の位置関係はこんな感じです。
一番北にある「真言坂」から「逢坂の道標」まで直線で約2キロ。
坂を順番にぶらぶらと歩いて巡ると、ほぼ半日掛かりました。
それでは七坂めぐり、スタートです!
【1:真言坂】
生國魂神社の神宮寺のうち、この坂のあたりに真言宗の寺院が集まっていたことから「真言坂」
この短い坂を上ると、関西では「いくたまさん」で知られている大きな神社があります。
境内の中には8つの末社があり、そのうちの浄瑠璃神社は芸能上達の神として信仰を集め、
上方文化と深い関係があります。
浮世草子の作者 井原西鶴の像
上方落語発祥の地 上方落語の祖 米澤彦八の碑
織田作之助の像(ハットをかぶっています!)
【2:源聖寺坂】
登り口に源聖寺があるので「源聖寺坂」付近一帯は寺町として長い歴史を持つ。
曲がりくねった石畳の坂は、七坂の中でも特に趣きがありました。
でも坂の途中の家は、住んでいる人もそうですが、郵便屋さんや宅配便の人も少し大変そう。
【3:口縄坂】
坂の下から眺めると、道の起伏がくちなわ(蛇)に似ていることから「口縄坂」
猫に会える坂です。
階段を上ると、織田作之助の小説「木の都」の一番最後の部分が記された碑があります。
【4:愛染坂】
坂の下り口にある愛染堂勝鬘院から「愛染坂」
愛染堂(愛染さん)は縁結び・良縁成就・商売繁盛にご利益があるそうで、
わたしもしっかり「商売繁盛」お願いしました。
【5:清水坂】
新清水清光院に登る坂道から「清水坂」
清光院(清水寺)は1640年に京都の清水寺を模して建立されたそう。
大阪市内唯一の滝「玉出の滝」。いわゆる「滝」を想像して訪れるとイメージが随分異なりますが、
パワースポットと言われるだけあって空気が澄んでいて、清々しい場所でした。是非おすすめです。
【6:天神坂】
安居天神へ通ずる坂道なので「天神坂」
古くからこのあたりの周辺には「天王寺七名水」と呼ばれる
良質の湧き水があったことから、湧き水の雰囲気を再現した場所も。
安居神社(安居天満宮)
境内は大阪夏の陣で真田幸村が戦死した場所で、本殿わきには真田幸村戦死跡之碑がありました。
【7:逢坂】
逢坂の道標。逢坂の関になぞらえて「逢坂」と呼ばれたとも。
わたしの七坂めぐりはここがゴール!逢坂は大きな国道で、まったく趣きはありません(笑)
ここから通天閣も近くに見えます。
【番外編】
逢坂から南に向かうと、茶臼山、天王寺公園、あべのハルカスがあります。
大坂の陣跡 茶臼山の山頂 標高は26メートル
天王寺公園。ちょうど紅葉が始まった頃でした。
あべのハルカス。この日は、秋晴れでとても気持ちのいい日でした。
天王寺公園を抜けて東に向かうと、The大阪の観光地、通天閣やジャンジャン横丁のある
「新世界」があります。ここまで足を延ばすと半日では終わりません・・・。
このように店舗の近くには、歴史・文化・食と楽しめるエリアが色々とあります。
大阪にそして店舗にお越しの際は、こんなお散歩ルートも楽しんでみてください!
よろしければ通天閣近くのオススメのお寿司屋さんをお教えいたしますよ(笑)